事務職は未経験だと採用されないとよくいわれますが、本当なのでしょうか。
実際に事務職は競争が激しいのは事実ですが、未経験でも転職できます。
私も未経験から転職したよ!
そこで本記事では、事務職は未経験者は採用されないといわれる理由を解説します。
また、私が未経験から事務職に転職するためにやったことや、未経験者が採用されるためのポイントもまとめま
た。
未経験で事務職へ転職したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
事務職は未経験だと採用されない理由
はじめに、事務職は未経験でも採用される可能性はあります。
しかしながら、内定をもらうためには、激しい競争を乗り越えなくてはならないのも事実です。
本章では、事務職は未経験だと採用されないといわれる理由を解説します。
競争が激しい
事務職は求人の数よりも希望者の方が多く、競争が激しい現状があります。
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、一般事務の有効求人倍率は0.33倍。
倍率が1倍未満なので、事務を希望している人全員が事務職になれるわけではないのです。
希望者1人に対して、仕事が0.33件しかないのか…。
事務職を希望している人の中には経験者もいるので、選考中は経験者と比較されることになります。
その結果として、未経験者は不利な立場となり、内定をもらうのが難しくなってしまうのです。
事務業務への理解が浅い
未経験者は事務業務への理解が浅いので、なんとなくのイメージで話をしてしまうことがあります。
例えば、顧客対応がない会社の志望動機に「お客様と丁寧に向き合いたいから志望した」と書くなどです。
事務=電話対応のイメージだったから…。
この場合、応募先の会社はあなたが活躍できる場は提供できないと考え、不採用としてしまいます。
仕事内容の理解は、合否に関わるくらい大事だよ!
未経験の場合は、具体的な仕事内容を理解するのが難しい場合もありますよね。
ですが、応募先企業や事務職への理解を深めれば未経験でも道は開かれます。
まずは、自分なりに具体的なイメージが湧くまで求人情報をしっかりと読んでみましょう。
スキルが足りない
事務未経験の場合、スキルが足りないことも採用されない理由のひとつ。
例えば、事務職はパソコンを使ったデータ管理や文書作成をします。
未経験者の場合、これらの業務に不慣れで即戦力となることが難しいため、会社側は経験者を優先することが多くあります。
どうしても経験者との比較になるからね…。
しかし、経験者でスキルがあってもコミュニケーション能力など、他の部分で不採用になることも普通です。
足りないスキルは補う姿勢を示して、会社に本気度を伝えましょう。
事務未経験でも採用されるためにやったこと
転職活動中は不利な立場となる未経験者ですが、私も未経験から事務職へ転職しています。
ここからは、事務未経験だった私が採用されるためにやったことを紹介します。
説得力のある志望動機を作り込んだ
未経験でも事務に採用されるために、説得力のある志望動機を作り込みました。
なぜなら、会社側は今のキャリアを捨てて違う職種に就きたいと思う理由に納得しなければ、あえて未経験者を採用しないからです。
さらに、会社は自社への志望度が高く、真面目に働いてくれる人を求めています。
志望動機に説得力があると、志望度が高いと評価されるよ!
私は応募先の会社に納得してもらうために、次の2点は第三者が聞いても納得できる理由を考えました。
また、現職では採用業務もしており、たくさんの書類選考や面接をしてきましたが、志望動機を作り込めている人は多くありません。
逆に言えば、説得力のある志望動機を作れば、未経験でも採用される確率が格段に上がります。
その場しのぎの志望動機はバレバレだよ…。
過去の経験やエピソードを交えて、説得力のある志望動機を作りましょう。
自己分析と企業分析は欠かせないね!
事務に活かせる経験をアピールした
自己PRでは、事務に活かせる経験をアピールしました。
私が自分の強みとしてアピールしたのは事務処理能力の高さです。
転職活動をしていたときは接客業をしていたのですが、そこでの事務処理の正確さとスピードを具体的な数字を用いて伝えました。
自分が得意な業務を思い出しながら考えたよ!
事務未経験でも、事務に活かせる能力はたくさんあります。
例えば、接客販売業の場合は次のようなスキルを事務職へ転職活動する際にアピールできるでしょう。
未経験だから活かせる能力がないと思わずに、これまでの経験から事務でも活かせるスキルを探してみてください。
ただし、応募先企業が求めていないスキルを一方的にアピールするのは、逆効果になることもあります。
応募先企業が求めてるスキルって?
応募先企業が求めているスキルを知るためには、求人情報をしっかりと読み求めている人物像を想像しましょう。
転職エージェントを利用している場合は、エージェントに確認するのが手っ取り早いです。
会社が求めている人物であることを示せば、未経験でも採用される可能性が高くなります。
積極的に学ぶ姿勢を見せた
面接の場では、仕事に関連する資格取得に向けて勉強中であることを伝え、積極的に学ぶ姿勢を見せました。
積極的に学ぶ姿勢が評価される理由は、ふたつあります。
実際に、未経験者の採用面接もしたことがありますが、未経験でも学ぶ姿勢がある応募者は上司から高い評価を受けていました。
逆に、未経験だから丁寧に教えてほしいという受け身な態度は、頼りなく思われがちです。
おんぶに抱っこは避けられちゃうよ…。
未経験だからこそ、足りない部分を補う姿勢を見せると会社からの評価も格段に上がりますよ。
事務職が未経験でも採用される人の特徴
ここまでは、私が未経験から事務職に転職するためにやったことを紹介しました。
ここからは、会社で採用担当として多くの応募者と接してきた私が、未経験でも事務に採用される人の特徴をまとめました。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高いと、面接で高く評価されます。
なぜなら、事務職は社外の人とやり取りをしたり、社内の人をサポートしたり、人と関わる業務が大半だからです。
たとえ理想的なスキルをもっていても、トラブルメーカーになりそうな応募者は採用されにくい傾向にあります。
事務職はチームワークが求められるよ!
コミュニケーション能力をアピールできる具体的なエピソードを用意して、面接に臨むと良いでしょう。
会社や業務内容を理解している
応募先の会社やその業務内容を理解することは、採用されるためにとても重要です。
私も会社で採用面接をしていますが、会社や業務について理解しなていない応募者がとても多いのです。
残念ながら、会社や業務についての理解度が低いと、志望度が低いと見なされてしまいます。
不採用が続くのは、企業研究不足かも…。
また、応募先の会社や担当予定の業務を理解することは、的確な志望動機をつくるためにも必要な情報です。
求人情報はすみずみまで読み、会社の公式サイトもチェックしておきましょう。
逆質問で求人情報に書いてあることを聞くのも、印象が悪くなるよ!
一貫した軸がある
未経験でも事務職に受かる人には、一貫した軸があります。
一貫した軸とは、あなたの価値観や強み、キャリアの方向性に一貫性があることです。
例えば、面接で次のような返答をすると、発言に一貫性がなく会社からの信頼を得られにくくなってしまいます。
会社側はいろいろな角度からチェックしているんだね!
一貫した軸を考えるのが難しい、という方は転職エージェントの力も借りてみてください。
転職エージェントが面接練習もしてくれるので、上手な言い回しを教えてもらえますよ。
まとめ|事務職は未経験でも採用される!
今回は、事務職は未経験だと採用されないのか?について解説しました。
結論を改めてお伝えすると、未経験でも事務職への転職は可能です。
ただし、経験者もいる高い倍率を乗り越えるためには、自己分析や企業分析などの準備が欠かせません。
準備をしっかりすれば、受かる可能性は高まるということだね!
未経験から事務職に転職したいと考えている方は、転職エージェントも活用してください。
エージェントが応募先企業に合わせた選考対策をしっかりとおこなってくれますよ。