事務職は人気すぎる?実態と人気の理由を現役事務員&採用担当が解説

事務職は人気すぎ?応募殺到の実態と理由を解説 事務職へ転職

事務職に興味があるけど、人気すぎるって本当?

  • 事務職は人気すぎる?
  • 事務職に応募殺到してるって本当?
  • 事務職が人気すぎる理由は?

事務職は人気すぎると聞くと、「自分は受からないのでは?」と心配になりますよね。

そこで本記事では、事務職として3回転職し、今の職場では採用も担当している私が事務職はどのくらい人気なのかを解説します。

また、事務職が人気すぎる理由もまとめているので、事務職に興味のある方はぜひ参考にしてください。

事務職は人気すぎるのか?実態を解説

事務職はどのくらい人気なのか解説

結論からお伝えすると、事務職は非常に人気があり、採用されるには高い競争を乗り越えなくてはなりません。

本章では、事務職が人気すぎる実態を解説します。

事務職の有効求人倍率は低い

事務職の有効求人倍率は低く、就職することが難しいことがわかります。

有効求人倍率とは?

仕事を探している人の数に対する求人数の割合。1を下回ると就職希望者の方が多い。

厚生労働省によると、令和5年の一般事務の有効求人倍率は0.33倍

一方で全職業の有効求人倍率は1.31倍でした。

一般事務全体
有効求人倍率:0.33倍有効求人倍率:1.31倍
※一般事務の有効求人倍率はjobtagを参照。全体の有効求人倍率は厚生労働省の一般職業紹介状況(令和5年12月分及び令和5年分)についてを参照。

全体平均と比較しても、事務職の有効求人倍率がとても低いことは明らかです。

希望者の数よりも求人数の方が少ないので、事務を希望している人全員が事務職に就けるわけではありません。

有効求人倍率の面からみても、事務職は非常に人気であるといえます。

100人以上の応募があることも

私が勤めている会社では事務職の募集1枠に対して、100人以上の応募があったこともありました。

つまり、倍率でいうと100倍以上になります。

思ったより人気があるみたい…。

ただし、時期や会社、給与などの条件によって応募者数は変わるので、必ずしも100倍になるわけではありません。

ですが、このエピソードからも事務職は人気すぎる職種といっても過言ではないでしょう。

事務職が人気すぎる理由

事務職が人気すぎる理由を解説

ここからは、事務職が人気すぎる理由を解説します。

募集自体が少ない

事務職は、他の職種と比べて募集が少ない職種です。

転職サイトで求人数を調べたところ、事務・アシスタントは営業職の約5分の1しか募集がありませんでした。

販売・サービス職と比べても、事務職は約半分の求人しかありません。

職種求人数
事務・アシスタント11,843件
営業職58,725件
販売・サービス職21,754件
dodaより(2024年10月4日現在)

事務職の求人が少ないのには、次のような背景があります。

  • 事務仕事を外部委託する会社が増えた
  • IT化が進み必要な人数が減った
  • 退職者の補充以外では求人が出ない

このような事情もあり、事務職の募集は少ないのです。

希望者が多い

事務職は求人数が少ないにも関わらず、希望者が多いのも競争を激化させています。

それでは、事務職が人気な理由3つをひとつずつ解説していきます。

  • ワークライフバランスが整いやすい
  • 身体的に楽
  • ノルマがない

ワークライフバランスが整いやすい

事務職はワークライフバランスが整いやすい職種です。

大半の事務職は土日休みであり、残業が少ないので働きやすい環境が整っています。

私も土日休みの仕事が良くて、事務職に転職したよ!

今後を見据えると、シフト勤務は続けられない…。

プライベートの確保や家庭とのバランスを考えると、ワークライフバランスが整う事務職は魅力がありますよね。

身体的に楽

事務職はデスクワークがメインなので、身体的に楽な仕事です。

重い荷物を持ったり、立ちっぱなしだったり、体力を使う仕事が事務職にはほとんどありません。

一日中立ちっぱなしだと、足がパンパン…。

私も立ち仕事の接客業から事務職へ転職したばかりのときは、こんなに体力的な負担が違うのかと驚きました。

また、身体的に楽である点は、歳を重ねても働けるというメリットもあります。

立ち仕事をしてたときは、定年まで同じ仕事はできないと思ってた…。

ノルマがない

事務職の仕事には、営業は販売職のようなノルマがありません

ノルマがないので精神的なプレッシャーが少なく、ストレスの少ない環境で働けます。

ノルマがあると、精神的に追い込まれてしまいやすいですよね。

  • ノルマが達成できるか不安
  • ノルマ達成しないと上司に詰められる
  • ノルマ達成しないと評価が下がる

ノルマに追われるのはストレス溜まる…。

ノルマという数字に追われることがない点は、事務職に人気が集中する要因のひとつです。

人気すぎる事務職で採用されるためには?

事務職に採用されるための対策を紹介

ここからは、人気すぎる事務職に採用されるためにすべきことをお伝えします。

選考対策を念入りにする

当たり前と思われるかもしれませんが、選考対策はしっかりおこないましょう

私も会社で採用をしていますが、スキルが高くても準備不足で不採用となる人が多いのです。

準備不足だと、志望度が低いと思われてしまうよ!

応募先企業に準備不足だと思われてしまう行動には、次のようなものがあります。

  • 志望動機があいまい
  • 書類に誤字脱字がある
  • 業務内容を理解していない

選考対策を十分にすれば、応募が多い中でも他の応募者と差別化することができ、優位に選考を進められます

  • 志望度が高いことを伝えられる
  • 応募先で活躍するイメージを与える
  • 企業が求めている人材だとアピールできる

競争率の高い事務職に就くためには、選考対策をしっかりすることは欠かせません。

転職エージェントを活用する

事務職に転職したいなら、転職エージェントも活用しましょう

転職エージェントを使えば、選考対策に不可欠な自己分析や企業研究をエージェントが手助けしてくれます。

選考対策って何をしたら良いかわからなくて…。

あなたに合った会社も紹介してくれるよ!

ひとりで選考対策をしても、なかなか改善点は見つけられないものです。

転職の詳しいエージェントがプロならではの視点で、内定獲得までサポートしてくれますよ。

まとめ|事務職は人気すぎる?

本記事では、事務職が人気すぎる実態とその理由を解説しました。

改めてお伝えすると、求人数より希望者の方が多く人気の高い職種です。

厳しい競争を乗り越えて内定を獲得するためには、しっかりと選考対策をおこないましょう。

プロの力も頼ってね!